Infomation:仕事のある日の住まいは東京。ちょっとゆっくりできる日の住まいは海辺。カルフォルニアのシーサイドハウスを思わせるおしゃれな家は、サーファーで賑わう千葉県東浪見海岸から徒歩3分ほど。のんびりとした時間が流れるこの空間を、セカンドハウスとして借りるというのはどうでしょう。複数の拠点を持つことで、ぐっと楽しみも広って、生活そのものが楽しく変化するかも。
千葉県一宮で計画されたこの建物は、最終完成形は5 棟連なるティンバーフレーム構法の建物。中央にバケーションレンタルハウスを併設したシェアハウス棟と4棟の別荘分譲から構成されている。
構造体はカナダから輸入したティンバーフレーム。内部の薪ストーブや外部デッキも同時に輸入し、カナダ特有の大らかなで豪快、そして構造・機能に基づくデザイン美を低コストで実現させた。また、輸入構法を利用しながらもフラット35 の基準を満たす施工を行い、(独)住宅金融支援機構のフラット35のセカンドハウスローンに対応してローンで別荘を購入することが可能になった。
今回の1 期計画で施工した3 棟の内、2 棟は吹抜けのあるリビングと寝室からなる約20 坪の建物。ミニマムでありながらも、吹抜け部で約5mの高さを確保することで、広がりのあるリビングは心地良いスケールとなっている。
中央に塔のようにそびえる三階建ての建物は、室単位で貸し出される専有部と、共有リビングを備えたシェアハウスになっており、週単位で借りれるバケーションレンタルハウスも併設されている。
この棟の大きなテーブルのあるリビングと、そこから繋がるウッドデッキは戸建入居者も利用できるようになっている。
セカンドハウスならではの、非日常感と開放感の中、気のおけない仲間との集いができる場所。
海辺まで歩いて3 分。都内から90 分で週末の贅沢を実現できる場が生まれた。
-DATA-
建築場所
千葉県長生郡一宮町
A棟
敷地面積:155.23㎡
建築面積:68.31㎡
B棟
敷地面積:155.95㎡
構造
ティンバーフレーム工法
建築場所
千葉県長生郡一宮町
A棟
敷地面積:155.23㎡
建築面積:68.31㎡
B棟
敷地面積:155.95㎡
建築面積:68.31㎡
S棟
敷地面積:481.31㎡
建築面積:261.06㎡
設計・施工
ティンバーテック
竣工
Oct 2012